電磁超音波(EMAT : Electro-Magnetic Acoustic Transducer) EMATは、超音波探傷試験の一つで、電磁場を通じて金属材料中に超音波を発生させる方法です。

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主な特長

・接触媒質が不要
・対象物表面の影響を受けにくい
・少々プローブが傾いても測定値に影響しない
・ピエゾ法で使用される垂直、斜角、ラム波、レイリー波、ガイド波など利用可能

EMATで有効利用できるSHガイド波

SHガイド波は、板厚方向の振動成分がなく、試験体の内容物や塗装などの外環境に影響されにくい特徴があります。しかしながら、ピエゾ法では極めて高粘質な接触媒質を使用することから、SH波は取り扱いが困難です。EMAT法では接触媒質は不要で、プローブを走査しながらSH波を発振することも可能です。

MRUT SHスキャナ

MRUT SHスキャナでは、走査方向と直行する方向にSHガイド波を発生させることができます。これにより、照明柱の地下腐食や防食テープ下の配管腐食への応用が期待できます。

※一般的な伝搬距離は~3mとされています。

仕様

          仕様

超音波チャンネル数

2

帯域幅

20kHz~8MHz

(MRUT&LRUT)

繰り返しパルス率

最大1,000Hz

RFパルサー

スパイク、トーンバースト波形

電力出力:6kW

1,100Vpp @ 24A pk-pk into 50Ω

1%maximum Duty

レシーバー

LEMO入力:

入力インピーダンス1kΩ

ゲイン 16dB~100dB

ゲイン分解能<0.1dB

BNC入力:

入力インピーダンス1kΩ

ゲイン -14dB~60dB

ゲイン分解能<0.1dB

Pulse/Receive モード

パルスエコー

ピッチキャッチ

アナログ/デジタルコンバータ

14bit, 125MHz

波形表示

全波、±半波、RFモード

フィルタリング

FIRデジタルフィルター

アナログバンドパスフィルター

判定ゲート

自動設定ゲート(ウィザードベース)

ユーザー調整可能

エンコーダ

インターフェース

2x A/B Quadrature

PC通信

Wi-Fi 802.11n 2.4G, Bluetooth 4.0, USB, Ethernet

ソフトウェア

ITOP with NDT-Web™

内部ストレージ容量

64 GB

内蔵メモリ

4 GB RAM

プローブコネクタ

LEMO, BNC, 熱電対

使用温度範囲(本体)

0 - 40℃

入力電源

単相AC100 ~ 240V 50/60Hz

出力電源

24 V @ 6.25 A, 150 W Max.

バッテリ

リチウムイオンバッテリ

14.4 V @ 6.8 Ah, 98 Wh,

4-8時間駆動、ホットスワップ対応

I/O

HDMI, Bluetooth, 熱電対

サイズ

406 W x 305 H x 152 D (mm)

重量

9.1kg

動画ライブラリ

ポータブル電磁超音波探傷器 VOLTA
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