フェーズドアレイプローブは、用途別にさまざまな形状とサイズで設計されており、周波数は1MHz~17MHzの範囲で、10~128の振動素子を持つものを取り揃えています。斜角、ウエッジ一体型、水浸型プローブのほか、用途に合わせてカスタム設計することも可能です。

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主な特長

デュアルリニアアレイ(DLA)プローブ

デュアルリニアアレイ(DLA)プローブは、腐食検査において従来の二振動子型探触子と比較し、より多くの利点を備えています。ビームのカバー範囲が広い、スキャン速度が速い、C-スキャン画像のデータポイント密度が高い、などの特長により、高精度で効率の良い探傷を実施可能です。

水浸型プローブ

水浸型のアレイプローブは、水浸用のウエッジや、検査対象物の一部または全体が水に浸かっている場合に水槽の中で使用できるよう設計されています。このプローブは、Rexolite(レキソライト)製ウエッジを使用することで横波検査にも使用可能な縦波プローブです。

曲面型アレイプローブ

曲面型アレイプローブは、防食ステンレスケースで覆われており、水深1mまでの防水性能を備えています。音響インピーダンスは水に合わせており、調整可能な水浸用ウエッジと組み合わせて、複合材料(CFRP)コーナー部の層間剥離検査などに使用されます。

高浸透型プローブ

高浸透型プローブは、厚い板や溶接部、鍛造品、音が内部で散乱・減衰する材料、または粒状物質の検査など、高い浸透力が必要なアプリケーション用に設計されています。斜角ビームに適したウエッジと組み合わせて使用できます。

小型プローブ

小型プローブは、狭い場所へのアクセスが可能となるよう設計されています。A00プローブはの設置面積は、わずか8×8mmと小型です。

統合型プローブ

統合型プローブは、プローブとウエッジが同じハウジング内に統合されている斜角検査用のウエッジ一体型プローブです。プローブとウエッジの間に接触媒質が不要なため、プローブとウエッジのカップリングは常に良好です。これらのプローブは溶接部において40°から70°までの屈折角を同時に探傷できます。応力腐食割れやAWS、DGS規格準拠のマニュアル検査にも対応しています。

斜角プローブ用ウエッジ

斜角プローブ用ウエッジは、鋼材における標準の屈折角度0°、45°、55°、60°に対応しており、30°から70°までの斜角検査(横波または縦波)に利用可能です。ステンレス製ネジで、プローブはウエッジにしっかり固定され、検査品質をより向上させるためのIHCウエッジオプションも取り揃えています。注水孔、オリンパス製スキャナーを使用する際のウエッジホルダー取り付け穴、耐摩耗性向上のためのカーバイド製ピンを備えています。

汎用型プローブ

汎用型プローブは、比較的狭い場所にも簡単にアクセスできるよう、薄型のプローブとウエッジを組み合わせた構造になっています。斜角検査に対応したウエッジも利用可能で、これらのプローブは、6.35mmから38mmの厚さの溶接部の検査(手動または自動)や、鋳物、鍛造品、パイプ、機械加工部品と構造部材の割れ、溶接部欠陥の検査などに使用します。

ニアウォール型プローブ

ニアウォール型プローブでは、プローブ両端でのデッドゾーンが短くなる特長があります(最初または最後の振動エレメントの中央部からハウジング端まで1.5mm)。複合材料の検査に適しており、C-スキャン検査(層間剥離、接着不良、ポロシティー)に使用されます。

溶接部検査用(A31、A32)プローブ

A31、A32溶接検査用プローブおよびウエッジは、溶接部探傷の簡素化、標準化を考慮して開発されており、シンプルな設計でより広範囲な溶接部の探傷をカバーします。前面および上部からのケーブル接続が可能で、スキャナーのプローブホールダーとの接触を防ぎます。これらのプローブは、マニュアルとオート両方の溶接部検査に適しています。

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