スクラップの再処理の間に混入する危険な放射線源の数は増大し大きな社会問題となっています。 搬入された時点で検出しなければ放射線源を破損してしまうかもしれず、シュレッダなどを通って放射性物質が拡散し、バッグハウス、コンベアまたは溶解炉を汚染します。その後放射性物質の除去作業には莫大な費用がかかります。スクラップ内に放射性物質が混入していないという検査はスクラップ受入時に必要不可欠なものとなります。工場内に放射性物質を入れないためには、先進のThermo Fisher Scientific社ASMシリーズ放射線検出システムを導入して、スクラップ受入時に入口で放射線をモニタしてください。

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主な特長

Thermo Fisher Scientific社の放射線検出システム(ASMシリーズ)は世界で500台以上納入されました。ASMシリーズは通常トラックスケールへの進入路に設置されています。システムは放射線検出器、シグナルプロセッサ、スクラップ車両センサ、オペレータのコンソール、交通信号等をwindowsベースで動作するソフトウェアで制御しております。システムは非常に簡単で車両が到着する前に、自然界の放射線レベルを継続的に測定しており、車両が検出器を通過するときに、自動的に測定が実効されます。放射線源を混入している車両は、システムの検出器によって放射線源からの放射線を検出し電気的なパルスに変換されます。バックグラウンド、放射線遮蔽効果など様々な補正を行った上で、バックグラウンドより超過した放射線を検出した場合にアラームを発生させます。

旧機種であるASM3000SEと同一の検出器と検出器筐体を継承
プリアンプ、高圧電源及びコントローラを一新
NBR技術の導入により、人工放射線源の検出能力を向上

仕様

検出器 1ハウジングにつき1個の検出器、合計2個の検出器
シンチレータ材質 BC-408 プレミアムプラスチックシンチレーター(BICRON製)
検出可能な放射線源 Co-60 , Cs-137 , I-131 , Ir-192,- Ra-226 , Th-232等の中高エネルギーガンマ線及び252Cf等の中性子源
検出体積、面積 体積:約23.6リットル×2=47.2リットル / 検出器表面積:約0.46 ㎡×2=0.92 ㎡
検出器ハウジング 耐候性ステンレスケーシング、全面扉アルミニウム、内部(前面及び底部を除く)鉛しゃへい(t3 ㎜)
ハウジング寸法 約1,830 ㎜
ハウジング重量 約181 kg
コントローラ 電源供給、制御及び警報の表示及びリセットを行う。PC等と接続可(RS-232C)。専用ソフトで通信可。
エレクトロニクス マイクロプロセッサー制御、PMT用高圧電源、プリアンプ用電源、LED表示ランプ(緑色×1、黄色×2)確認スイッチ、 LCD(128×64ドット)表示、車両センサー制御及びNBR方式による放射線検知を実施。表示単位は[cps]
コントロール BOX外型寸法・重量 寸法:約380 ㎜×350 ㎜×100 ㎜(H×W×D)、重量 約6 kg ※全ユニット内蔵
電源 AC 85 V~264 V  50/60 Hz
操作コントロール 1ボタン制御 警報装置:ボタン短押し、警報解除:ボタン長押し(約2 sec.)
車両/スピードセンサ 赤外線反射式センサー(超音波式センサー)
動作環境温度 -25 ℃~ +50 ℃(標準仕様)
動作環境湿度 10 %~95 %RH
検知能力 検出器表面にて 0.005 μ Sv/h(137Cs換算)
車両速度 時速3~8k m
検出器間距離 4.5 m程度
オプション品

位置表示ソフト 1.放射線検出位置表示

2.Sv/h(137Cs換算) 別途PCが必要となります。

放射線検知器トラックモニタ ASM3000GSE型
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